第一章

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「巳白ってだれなの…」 あたしは一人ポツリと呟いた。 麻紀はもう遅いしあたしが疲れているからとそのあと、帰って行った。 麻紀が言うには、麻紀はコンビニから公園に帰ってきた時にはその巳白って人の膝を枕にベンチで寝てるあたしを見て相当びっくりしたらしい。 麻紀いわく巳白って人はものすごい美人らしい。 美人ってことは女性なのかな? 膝のことはわからない。麻紀はあたしが麻紀にドッキリを仕掛けたんだと思ったらしい。 あたしも出来ればドッキリがいい。 その巳白って人がホントにあたしを助けてくれたならお礼を言いたい。 まぁ、実際助けてもらったんだろう。 こうして、自室のベッドで寝てるんだし。 でも、連絡先もわからない。それ以前に顔さえわからない。 どーしたものか… と、思いつつ眠りに落ちた。
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