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その後、毎晩毎晩白い大蛇の夢を見る。
内容はたわいない話だ。
あたしの学校の話。麻紀の話。あたしの家族の話。欲しいものや好きなもの。
てか、あたしがペラペラしゃべってる。
大蛇はそれを楽しそうに嬉しそうに聴いてくれてる。
だから、大丈夫なんだろう。悪い雰囲気ではない。
いい夢か悪い夢と問われたらいい夢だと言おう。
とても居心地がよくて覚めるのがもったいない夢である。
“巳白”サンとはその後会わない。この辺の人じゃないのかもしれない。
だって巳白さんはすごい美人らしいからそれならこの町で知らない人なんていないし。
麻紀のお母さんは顔が広いがその麻紀のお母さんでさえ知らない。
どんな人なのだろう。
いつか会えるだろうか…
お礼を言いたい。
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