103人が本棚に入れています
本棚に追加
2006年―春。
2度目の冒険から4年が経ちました。
―お台場中学校3年A組―
ここである二人が話をしていた。
「ねぇヒカリちゃん。いつまで君は長引かせるの?」
「長引かせるって何の事?タケル君。」
この二人はかつて2度にわたってデジタルワールドの危機を救った選ばれし子供達である。
ヒカリは中学生に上がってから髪を少し長めにしており肩に着くぐらいまで伸ばしていた。
一方タケルは中学校に上がってから更に背が伸びた。またバスケ部のキャプテンをつとめている。
「何って大輔くんの事。いつになったら告白するの?このままじゃ他の子に気持ち移っちゃうよ。」
「それは大丈夫。だってほら・・・・。」
「え?それってどういう・・・・・・・・あぁ。あれなら大丈夫だね。」
タケルが見る先には2人の話のネタになっている大輔がいた。
その大輔はこちらを見て、いや、あれは睨んでると言って良いだろう。
ともかく物凄い目付きだ。
やりづらいな~とタケルは思った。
昔の様に突っかかってくればまだ対応に困りはしないのに・・・・・・。
でもそういう面で見たら成長したって事だから、むしろ喜ぶべきなのかな?
今日は3人でデジタルワールドに行こっかな。
久しぶりだなぁ。パタモンは元気にしてるかな。
最初のコメントを投稿しよう!