第1章 崩れ去った『日常』

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結局、次の避難場所では志願者がなく、百里基地に帰還した。 基地には別方面に出ていたトラックが戻ってきており、志願者も俺たちの他に4人いた。 俺たちは他の4人(4人ともおっさん)と格納庫に案内された。 格納庫にはF-15Jが駐機してあった。 「よし、いいか?これから君たちが搭乗するF-15戦闘機は今まで君たちが乗っていた機体とは訳が違う!よって、最先端の航空工学を最短プログラムで学んでもらう」 フライトスーツをきた自衛官が俺たちの前で話し始める。 まぁ、F-15で戦闘を行う上で最低限の事を指導された。 ぶっちゃけ、結構知ってることだったりした。 「それでは、これより諸君を3隊に分ける!先ずは綾瀬と北村!両名を三尉に任官し、加山一尉と大神二尉と共に第108飛行隊イーグルの編成を命じる」 「はい!」 すると2人の男がが近付いてきた。 「俺が加山でこいつが大神だ。よろしくな?」
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