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他の連中の配属も決まったらしい。
「この3隊には交代でスクランブル配置についてもらう!先ずはイーグル隊、君たちがレッドアラート、ホーク隊がイエローアラートだ。頼むぞ」
司令官が格納庫を離れると加山一尉と大神二尉が近付いてきた。
「よし、先ずお前らにコールサインをやる。綾瀬はイーグル3、北村はイーグル4だ」
イーグル3……3番機か。
「それからTACネームが要るな……TACネームってわかるか?」
TACネーム……主に編隊内で使われる符丁だ。
「わかります」
「そうか、じゃあお前らで好きなのを勝手につけろ」
俺はしばらく悩み、1つの符丁に絞り込んだ。
「俺はヴァイパーです」
深い意味は無い。
音的に良かっただけだ。
「じゃあ俺はシャムロックで……」
「お前はガルーダ2か?」
聡のTACネームに突っ込んだ。
「ガルーダ隊にあやかろうと思ってよ」
「お前らエースコンバットやるのか?」
意外に大神二尉が食い付いてきた。
「二尉もですか?」
「こいつは空自でも有数のゲーマーだからな」
加山一尉がそう言った。
自衛隊ってゲームやって良いんだ……
「あっ、そうだ!お前らこれだけは覚えとけ、空に上がったときの交戦規定はただ1つだ……生き残れ。これだけは何があっても忘れるな」
交戦規定はただ1つ、生き残れ、か……
ブゥー!ブゥー!
「綾瀬!北村!スクランブルだ!走れ!」
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