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「貴方の気持ちは分かるわ。でもね黒翼はとても危険なの。黒翼のメンバー全員がSランク以上‥‥幹部クラスは貴方と同等、もしくはそれ以上の集まりなの」
言ってる意味分かるわね?と目で言ったミランに、レンは返す言葉が見付からずただ俯くしかなかった。
「‥‥ミランさん。お願いがあります。――――」
一分程だろうかレンは何も言わず下を見て俯いたままだった。
漸く顔をあげたレンは、何かを決意した様な力強い真っ直ぐな瞳でミランに言った。
「分かったわ」
レンのあるお願いにミランは驚いた様に目を見開いた後、直ぐに笑顔になり頷いた。
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