第一章『受け継がれる遺志、時代のうねり、人の夢』

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「まぁ長政様風に言えば・・・信義ってやつですかね。」 そこには迷いの無いとても晴れ晴れとした満面の笑みの半兵衛がいた。 「ふっ信義か・・・私は人に裏切られ、人を裏切ってきた。私には初めから信義、己の信義で生きて来た。その信義によって私を慕ってくれた民草を犠牲にして来た。私にはこれが私が死んで死んでいった方に対しての罪滅ぼしだと思う。だが責めて息子だけは」
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