<プロローグ> 知将と義将の密約

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「嫌じゃ!儂は父上とは離れとうない!」 万福丸は涙目にしながら、いかにも少年らしい言葉を放った。 「分かっておる、儂とて離れたくはない。」苦虫をかみしめる顔で言い返した。 「だが…だが!今はそのようなことは出来ないのだ!」 長政の目から涙がこぼれ落ちた。 「万福丸、この国を出てもらう。」
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