最凶の魔女

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最凶の魔女

朝。 昔使ってたカメラを首から下げ、マギア真皇国軍の近くへ向かう。 レイス「さて…誰にしようか…皇帝は怖いし…ミュー将軍は今日は服装キメてないし…ハルバート将軍は海の上だし…双子は見当たらないし…となると…フェルト将軍か…昔のイメージとは違うとアルケイン将軍から聞いたが…果たして…」 双眼鏡で戦場を見渡すと、丘の上で、魔法を連発している赤髪の女性がいた。 レイス「…へぇ…って…あれは次元送り…まさか…」 気になったら行動あるのみ、これは編集長が口うるさく言っている。 だから、今こうやって忍び足で近付いている。 …が、しっかりとバレていた。 女性「…貴様…バレていないと思ってるのか?」 レイス「………(ビクゥッ!!)」 蛇に睨まれた蛙みたいに、その場で固まってしまう。 すると、女性はこちらに振り向く。 女性「…お前の顔…見覚えがあるな…」 レイス「……………えっ?」 女性「…確か…アルケイン並にしぶとい…」 レイス「……………。」 女性「……駄目だ、思い出せん」 レイス「……余談ですが…肩にいるのって、もふも…ダイコクですよね…?」 恐る恐る指を指すと 女性「こいつか…? 似ているが違うな…しかし…ダイコクを知っているとは…」 レイス「……小さくなってますね…」 女性「……まぁな…」 すると、奥から見覚えのある兵士が現れた。 兵士「フェルト様、究極魔法の準備が出来ました!!」 女性「うむ、ご苦労。よし、奴らに一撃食らわせてやれ!!」 兵士「はっ!分かりまし…あれ…そこにいるのって…もしや、グレイスか…?」 女性・レイス「………えっ?」 兵士「忘れてるな、その顔は…☆Sow★だよ、陛下の元にフレイム石を山積みした仲じゃないか♪」 レイス「…あっ、あの☆Sow★か! 千年伯爵を投げ付けてた」 ☆Sow★「懐かしいな♪しかし、こんな所まで取材にでも来たのか?」 女性「…おい、お前ら…」 両者「……あっ…」 女性「…俺様を無視するとは良い根性してるな…」
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