プロローグ

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頭がボーッとする。 それが目を覚ました時の最初の気持ちだった。 うっすらとまぶたを開けると、周りは壁、壁、壁、壁…。 冷たいコンクリートの部屋にいた。 寝起きの脳は上手く働かないもの、だから兵藤零(ひょうどうれい)は一言だけ呟く。 「ここ…どこ…」
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