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数十分後
ピンポーン
若林の部屋に誰かが訪ねて来た。若林はインターホンを取る。
『はい』
《若?佐藤だけど・・・》
『今、開けるから入って』
若林の部屋を訪れたのは同じ事務所で後輩の、どきどきキャンプ佐藤満春だった。
若林は玄関に行き鍵を開け佐藤を招き入れた。
『どうしたの?重要な話があるとか言って・・・・・てか、その格好何?』
佐藤が唖然としながら指を差す。若林の格好と言うと頭から毛布をすっぽり被っていた。
『いいから、とりあえず入れって』
若林は佐藤を急いで引き入れ慌てて鍵を閉める。そんな若林に疑問を持ちながらも佐藤は部屋に上がった。
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