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あなたのいた街に降り立ちました。
眩しいほどの緑と澄み渡った青い空が広がるこの街にはあなたのような優しい風が流れていました。
あなたの面影を求めて街を歩きました。
見つからないと分かっているのに。
無駄なことだと知りながらこの街まで来たわたしをあなたは笑うでしょうか?
空が夕焼けに染まる少し前。
あなたにさよならする決心をしました。
それなのに、あなたは。
空に大きな虹を架けて見送ってくれるなんて。
わたしはまたあなたを忘れられない…
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