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凪先輩の毒舌にやられ僕は家の布団に引き込もっていた。今の時間は17時だ。もう1時間もこうしてる。
やっぱり人は信じれないし怖い。もう学校やめようかな?どうすればいいんだろう。立ち直れない。
するとピンポンとチャイムがなった。何だろう、父さんにしては早いな。そう思っていたら、僕の部屋のドアがノックされた。
「ちょっといいかい、高志」母さんの声だ。
しかし僕は面倒だから無視した。
「寝てるの?朝川咲って娘が来てるわよ!」
その名前を聞いて驚いた。えっ朝川先輩が?何でだ?
訳がわからなかったが、「はーい」と母さんに返事した。
「起きてるみたいね。じゃあ咲ちゃん入りなさい」
「はい、お母さん」
扉が開きそこには朝川先輩が立っていた。
「朝川先輩!何でいるんですか!」
僕の声が裏返った。そりゃ仕方ない。だって朝川先輩が僕の部屋にいて、しかも私服が物凄く可愛いのだから。
朝川先輩はベットに座っている僕の隣に座った。
「ごめんなさいね。突然お邪魔して」
「い、いえ、大丈夫ですよ」緊張するよ、朝川先輩の顔が近い!
「凪は口は悪いけど、いい娘なの。すごく反省しているわ。だから許してあげてくれないかな?」 朝川先輩は僕の手を握りながら言った。こんなことされて断われる訳がない。「も、もちろんですよ。」
そう僕が言うと朝川先輩は「ありがとう!」と言って抱きついた。そのいきおいで僕はベットに倒れた。
「ご、ごめんなさい。つい」
「いいですよ。大丈夫です」
そう言ったが全然大丈夫じゃない。鼻血が出そうだ。
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