恋するアリス

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町の人々は口々にこう言った。 “アリスという娘だけには近づくな”と。 だけど俺はそんな町の掟を破って森の奥の奥、アリスと名乗る娘に会う為足を急がせた。 だっておかしいじゃないか、 どうして町の人たちが近づくなというのか。 まだここに越して来てばかりの俺は疑問ばかり浮かべていた。 だから今日は白黒はっきりつけさせるんだ! 第一こんな森の奥に人が住める訳がない。 ガサ―と草や木を掻き分けると小さな小屋が一つあった。 『あ‥あった』  
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