小さき力

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今から約千年前 突然、地球上に『ヤツラ』は現れた。 強大な力を持った生命体。正しく、モンスターと呼ぶに相応しい。 人間はヤツラの圧倒的な力の前に、成す術なく壊滅した。 しかし人間とは逞(たくま)しい生き物で、この混沌の中を生き抜き、独自の文化を築き上げていった者もいた。 ある者達は、地下に潜り、科学を発展させ ある者達は剣のように鋭い信念の下に集まり、巨大な牙城を築き またある者達は高度な魔術によって鉄壁の守りを造り上げた しかし、このままではいずれヤツラに人間は滅ぼされてしまうだろう。 人間は立ち上がらなければならない。 戦わなければならない。 〈アゼルダ・ドルミン〉
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