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「シャン」
「!」
低く、良く通る声。食堂が一斉に静かになる。ドアの前に、シルヴァ=グランデ総長がいた。
「「お疲れ様です!シルヴァ総長!」」
食堂にいた全員が立ち上がり頭を下げる。
「堅いな、楽にしてくれ」
シルヴァ総長が微笑んで言うと、再び食堂は騒がしくなった。
シルヴァ総長は、俺達『特殊機動部隊』のトップだ。
部隊は『地上調査部隊』、『領土防衛部隊』、『物資調達部隊』、そして『特殊機動部隊』の4つの部隊がある。
この辺の詳細な部分は後々説明しよう。
「シャン、少し話がある」
「?…分かりました」
シルヴァ総長に呼ばれ、席を立つ。シルヴァ総長は背の高いスラリとした体格。蒼く澄んだ瞳。何より、肩まで伸びた輝くような銀の髪が目を引く。
俺は食堂を出て、シルヴァ総長の後に従って歩く。
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