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たどり着いた先は俺らが住んでいた家の場所・・・
家もなければ人もいない。親父達は何処にいったのだろう。
サング「地下ってどうやって行くんだ?」
ムロ「それはわからない。瓦礫をどけて探すしかないな。」
サング「わかった。なら早速始めようぜ・・・」
ガチャ・・・ゴトッ・・・
ズザァ~・・・ゴドンッ・・・
ムロ「サング!!こっちだ!」
サング「こいつはぁ・・・扉だな。」
ムロ「・・・行くぞっ・・・」
カァンカァンカァン・・・
古ぼけた階段が俺達の足音を響かせる。
サング「この先に・・・何があるんだ・・・」
ムロ「・・・サング。お前に話したい事がある。」
サング「なんだ?」
ムロ「俺達の先祖を知ってるか?」
サング「知ってるとも。千年前に起きたヴェルアス(地球)戦争の時の指揮官だったんだろ?北と南に別れた大戦争。その時に鬼神のごとき戦いで南側の軍をなぎはらったそうだな。だが死人は出なかった。その話なら小さい頃から聞いてるぞ!俺の憧れだからな。」
ムロ「・・・そうか・・・お前はそこまでしか聞いてないんだな。」
サング「・・・どういう事だよそれ・・・まるでまだ続きがあるみたいじゃないか!」
ムロ「そうだ。いや正確には続きではなく詳しい内容だな。」
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