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サング「教えてくれよ!」
ムロ「・・・北と南に分かれた戦争・・・ヴェルアス戦争・・・あれは俺達の先祖が起こした戦争なんだ。」
サング「どっどういう事だよそれっ?」
ムロ「・・・あの時俺達の先祖には“神”と交流する力があったそうだ。だが神に認められたのは二人の兄弟の内一人だった認められたかれは神から一本の剣を貰ったらしい・・・それを恨んだもう一人は怒りに身を任せ神に反抗した。その結果神に背いた罪で地獄に落とされたそうだ。」
サング「落とされたもう一人はどうなったんだ?」
ムロ「奴は神を憎み肉親である家族を恨んだ。そして悪魔と契約を交わした。」
サング「契約・・・?」
ムロ「あぁ・・・神を殺す契約をな。」
サング「・・・・・・!」
ムロ「多分この先にあるのはその剣だろう。」
サング「・・・なんでわかるんだ?」
ムロ「親父達は俺達を生かした。それが答えだ。俺らの一族を守るためだ。」
サング「・・・でもよ一人は神に認められないんだよな?」
ムロ「サング・・・俺は信じてる。例えどちらが力を手に入れても・・・幸せな国を・・・幸せな日々を迎えられるようにその力を使うと。」
サング「あぁ!もちろんだムロ!」
ムロ「あぁ!」
二人は硬い握手を交わした。
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