第1章

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サング「って事は北と南でその兄弟が争ったって事か?」 ムロ「いや・・・悪魔の力を手にいれた方は自分の力で国をまとめたそうだ。かなり残虐な事をしていたそうだぞ。」 サング「そうか・・・」 暫く歩くと大きな扉が二人の前に現れた・・・ ムロ「これ・・・か」 サング「どうやって開けんだ・・・これ?」 扉の中央には二つの穴がある・・・ ムロ「サング・・・二人でこの扉に手をつこう。」 サング「わかった・・・。入れた瞬間に手が無くなるとかない・・・よな?」 ムロ「さぁな・・・やってみないと解らん。」 サング「マジかよ・・・」 ムロ「覚悟を決めろ・・・サング・・・。行くぞ!」 二人で扉に手を入れた。 ズガァン・・・ ゴゴゴゴ・・・ 扉震えだした。 ムロ「サング!扉から離れろ!」 サング「う、うぉ!」 ズザァ・・・ ムロ「大丈夫かっ?」 サング「手は・・・あるみたいだ。」 ムロ「なら良かった。」 ・・・扉の奥は怪しげな青白い炎が燃えており部屋の真ん中には三本の“剣”が刺さっていた。
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