急にワープした時の視覚の重要性について

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「てめえらなんかなぁ……俺のこの口にかかれば一瞬で生きる活力を奪うこ……ぶべらっ!」  話してたら頬を殴られた。何故だ。 「お前ら、『しかしお前死ぬ』って天国の細……ドドリア先生に教わら……痛い痛い痛い痛い!?」  また殴られた! しかも今度は三人で寄って集って! 「お前さっきからうるせんだよ」 「失敬な、俺は声量は抑え……ぐはっ! ……やめろ痛い! 読者飽きてるから! 『またこのパターンか』とか思ってるから!」 「はっ、脳内くるくるパーは大人しく床と寝てろ」 「いや、流石の俺もコンクリと一夜を共に過ごすのは嫌だ」  このデブが。俺の正面に立っている体格があまりよろしくない大男は、こちらを見下したような目付きで……ん? 「けどお前……なかなか可愛いな」  品定めするような目付きだった! 貞操の危機!?  俺は男の娘とかそういうのじゃない! このデブがそういう趣味なだけだ! 「本当だ、可愛い」  デブの左後ろにいたガリガリのチビが、同じく品定めするような目でこちらを見る。 「あっ、ハッテン場系の方々でしたか……」  渋谷系みたいな感じで。若者っぽくハッテン場系(笑)みたいな? 「違うわ! 自分の顔よく見てから言え!」  えぇ……。俺、男の娘じゃない……よな? 「でも、ぶつかって来た時はそんなんじゃなかったような……まあいいか」 「うわっ!」  言って俺を軽々と持ち上げる。あれ何か、会った時よりでかくなってません……? 「とりあえず抱かせ」  デブの言葉はそこで途切れて、気づいた時にはあの三人組の姿もなくなっていた。最後まで喋らなかったな、最後の一人。  何かホッとしたけど……おい。 「……どこだ、ここ」
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