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どれぐらい経ったのだろう…廊下が静かになった。
「さて…あの無法者がボロ雑巾になった様ですよ」
糸川が嬉しそうに入口を開け様とした瞬間、機動風紀隊員達の悲鳴が響いた
何事かと思った糸川が扉を開くとそこには機動風紀隊員全員がボロ雑巾にされていた!
「イテテテ…調子こいて集団で好き放題やりやがって…正当防衛だからな」
虎次朗は、長ランを掃いながらア然とする糸川に言い放った。
糸川は、怒りを露にし「村雨虎次郎…危険人物として登録しますよ…そして二年四組も要注意クラスにします…」と言うと逃げる様に教室を後にした
虎次郎はふぅと軽く息を整え、涙を流す岬に近付き「大丈夫か?」と声をかけたが、岬は怒りを露にし「余計な事はしないで!貴方一人のおかげでクラスが糸川と機動風紀に目を付けられたのよ!」と言うと再び声を押し殺し泣き始めた…
するとクラス中から「はぁ…もう駄目だ…」「疫病神が来やがった」等と虎次郎に非難の声が上がり始めた。
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