初日

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○○○中学校に入学した僕は、初日から緊張して死にそうな顔をしてた。隣の席は後に付き合う恵理だった。学校も違かったし、最初見たときは何にも思わなかった。普通の女子としか見てなかった。数分後、先生がきた。先生の挨拶、自己紹介が終わった後先生が言った。「皆にも自己紹介してもらう」と。そんなのしったこっちゃないし、したくもない。どんどん自分の所に回ってきてる。僕の三番前が恵理だ。恵理の番が来た。声はすごく好みだったからか、最初聞いたとき‘ドキ’っとなった。僕の番がきた。とっさに立ち、黒板の前に行こうとしたら、緊張してたのか机につまずいて転けた。皆笑った。自己紹介が終わり、机に戻り座った。恥ずかしかったなぁ~、顔は真っ赤だった。恵理が突然喋りかけてきた。「私恵理、純君だっけ?席隣だね!!これからよろしくね」それが最初彼女と喋った初めての言葉だった。僕は笑いながら思った、これから楽しくなりそうだなぁ~、と。授業が終わった後友達が僕のまわりに集まってきた。「純だっせーっ、けどお前いいよなぁ~隣が可愛くて!」耳元で言われた。「あんな奴可愛くねーよ」と言った。けどその子がちょっと気になってその子を見てみると女子の集まりができていた。よろしくぅ~とか仲良くしようねぇ~とか。正直僕は馬鹿馬鹿しく見えて仕方がなかった。そんなこと言っても後は話さなくなって終わりなんだから、と。そんなこと言っても頭では正直クラスの中では一番可愛いと思ってた。
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