旅立ちの街

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―――――――――――――― 「そりゃあれだよ、また戻って…」 そう言って走ってきた方向に向き直ったときのことだ。 「なんだ? ありゃ」 向こうの方から動物が群れでこちらに近寄ってきているのが分かる。 「兄ちゃんなにのんびりしてるの!?」 「んーと、何事?」 「あれ動物じゃなくて“零剣の騎士”だよ!」 目を細めてよく見るとそれは動物の群れなどではなく、騎士様の大群だった。 【前方の者、大人しくその場で待機せよ!】 「うわっ、やべぇ!」
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