出逢い

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「…ふーん、ってことは本当に兄弟なんだあ」 「まぁな」 淡希の頭の上に、俺は手を置いて答える。 すると淡希は何か思い付いたように手を叩く。 「そうだ! 助けてくれたお礼に、何か食べにいこうよ!」 「いいね! いこいこっ、あたし暇だし…ってなんで破空はそんな嫌そうなのよ」 「嫌そうじゃねーよ」 (でも面倒だな…) 「何か知んないけどだだ漏れてるよそれ」 そう言うと俺達は旅立ちの街へ向かっていった。
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