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「うめえ! どれも旨えぞ!」
ここはイーストエリアのレストラン街、とあるパスタ屋。
雑誌でもよく取り上げられているこのレストラン街では、有名な店が大通りに沿ってずらりと並んでいる。
「ここのお店はあたしのオススメ!」
半強制で淡希とレイに連れてこられた俺だったが、現在黙々とパスタを食していたのだった。
「さっきはホントありがとね!」
「どういたしまして。 てかちょっと口汚いよ?」
淡希は口のまわりをミートソースでラッピングしながらレイに再びお礼を言った。
「ところでさーあ…」
「んあ?」
食することしか考えてなかった俺はとても曖昧な反応をする。
「…あんた達あんなとこでなにやってたわけ?」
「ありゃ逃げてたんだよ、騎士から」
食べ終わったスパゲッティの皿を端に寄せ、またメニューを取った。
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