始まりの場所

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「あっ……」 淡希がふと声を漏らす。 「許せッ」 ――ドンッ 鈍い音と共に、係員は後方へと腹を押さえながら倒れこんだ。 「淡希、走れぇ!」 「え、えぇーっ!?」 俺は淡希の腕をとってゲートの外と全速力で走りぬけた。
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