一匹狼

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「よぉ~一匹狼くぅんよぉ…ちょ~っと付き合ってもらうぜぇ?」 寒い冬 雲一つない晴れた空の下 一人の男が登校してきたばかりの俺に話しかける 淋「…またか…」 相手は7、8人のむさ苦しい男共 ニタニタしながら俺を見てくる 気持ち悪い… いつもこうだ… 淋「俺急いでるから…」 男達を無視して前に進む 「付き合えつってんだよ逃げんなよ~一匹狼の淋椰君♪」 俺の腕を掴んで来た男を思わず反射的に背負い投げしてしまった …またやってしまった 「てめぇ!調子に乗りやがって!!!」 別の男が拳を振り下ろしてくるのをかわし代わりに相手の鳩尾に一発入れる ここまですると相手方は黙ってはいない 後ろから来た蹴りを避け横から来る拳を手で受け止めた瞬間隙が出来てしまい 俺は相手方の中で一番図体のデカい男に羽交い締めにされた
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