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「ここが何処か? 特に名称は無い。大まかに分類するなら死後の世界と言ったところか。次に何故お前がここにいるかだが、私が呼んだからだ」
「呼んだ? 何で?」
死んだのは大体予想していたが神が何故俺を呼んだのか、その理由が解せない。
「それはお前の死が予定外の死だったからだ。少し長くなるが聞いてくれ、まずパラレルワールドというやつを知っているか?」
「パラ……平行時間軸ってやつか?」
「知っているようだな、それはifの世界という奴なんだが。それが今回はお前のいたパラレルワールドと別のパラレルワールドが重なってしまった。結果として同じ世界に君が二人存在してしまった。それを世界が認めず片方を殺したんだ。それが君だ。」
OK、つまりどういうこと?
何となくわかるが完全には理解できないでいると神が補足してくれた。
「携帯の中に同じアプリが二つあったら一つ消すだろ? それがお前。」
「よくわかったがその例え、もう少しましな言い方は無かったのか?」
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