変人の苦労☆

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澪side 昼休みも終わり、騒がしかった校内も静まりかえり、チャイムとともに授業が始まる。 次は、俺の授業がないから、暇になる。 俺は、学校の庭の木の下で、生徒達のためプリントを作っていた。 ヒラリ… と、パソコンをいじっていた手の上に紙くずが落ちる。 「これは…」 例の紙くずか… 「まぁ、読んでみて損はないよな。」 紙くずは綺麗に折りたためられてホッチキスで止めてあったので、紙くずを傷つけないようにホッチキスを取って、見た。 「…………」 内容は、 『あなたに、幸せが届きますように…』 と書かれてあった。 「………………なにが、失礼な事だよ………逆じゃねぇーか…」 俺はそういいつつまた紙くずに目を落とす。 ふっと、姫条の顔が思い浮かぶのは気のせいだろうか。 何故、これだけの言葉でこんなに幸せな気持ちになるのだろう… 会いたい… 姫条に会いたい。 何故だかわからないがあって、確かめたかった。 この気持ちを………… .
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