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……………ッ!
「葉月先生……?」
「すみませんが、その子を離してくれませんか?」
そう…何故か、葉月先生があたしの目の前にいたのだ。
危ない方々の約1名が、地面に倒れているところをみると、さっきの音は、葉月先生がその人を殴った音だということがわかる。
「何してんだテメぇ!」
それに怒った危ない方々が葉月先生に殴りかかる。
「危ないですね…後少しで当たるところでしたよ?」
葉月先生は、軽々とそれをかわし、一人ずつ倒していった。
「ぐっ!」
ダンッ
ゴッ!
ゴキッ
「こ、の…覚えてろ!」
危ない方々の中のリーダーと思われる人がそう葉月先生に叫ぶと、葉月先生は、ニッコリと妖しく笑って、
「覚えるかちもありません。お金なら俺が払います。どうぞ、お好きなだけ持って行ってください。」
と言って、持っていたスーツケースを地面になげすてる。
スーツケースは地面に当たった事で開いて、一万円札がちゅうにまう。
あたしはそれをただ、見ているだけしか出来なかった。
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