変人の苦労☆

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危ない方々は、そのお金を拾い集め、そそくさと車に乗り込むとどこかへいってしまった。 「葉月先生が…なんでここに…」 「偶然、通りかかっただけですよ。」 嘘だ… 普通、あんな大金を持ち歩くわけがない。 「っていうのは、冗談で…本当はあなたを助けたかったからですよ…」 「えっ?」 「いろいろ、調べさせていただきました。」 「…………」 個人情報が…… でも、助けてもらったんだし… 「ありがとうございました。このお金は、働いてコツコツ返し…「その必要はないです。」 「へっ?」 「あなたが俺の家に住んでくれるだけで、全部ちゃらにします。」 葉月先生は、ニッコリ笑うとそういってきた。 「でも…お母さんと弟が…」 「お二人の生活費は俺が出します。」 「月にこのぐらいでどうでしょう?」といいながら葉月先生はあたしに電卓をみせてきた。 「……………」 ちょっ!あたしが朝から夜まで働いて稼いだ金より0が二つ程多いんだけど! .
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