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「早く行きますよ。」
葉月先生はあたしの手首を掴むと家の中に入っていく。
「って事なので、サインくれますか?お母様。」
床に倒れていたお母さんを助け、ベットに運ぶと、いきなりさっきあたしにもした話しをし始め、お母さんに了解を得ようとする葉月先生。
「みすみは、それでいいの?」
お母さんは心配そうにあたしを見てくる。
「大丈夫。大丈夫だから。」
「そう…」
お母さんはそれ以上何も言わず、サインし始めた。
「では、今日から姫条さんは俺の家に来てもらいますね。」
「えっ!」
ちょっ!早くないですか?
「早いほうがいいじゃないですか。」
心読みやがった?
まあ、いい…(いいのかよ。)
それより、何で葉月先生はあんなにご機嫌なのでしょうか…
気のせい?うん。気のせいだ。
あっ、明日どうやって学校を盛り上げようかな……
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