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結局、泳ぐのはやめて、さっさと体、頭をあらって風呂からでることにしたみすみ。
「苦い思い出が出来てしまった…」
もう、風呂では泳がないと決めたみすみなのでした。
「あがったよ。気持ちかった、ありがとう」
「いえいえ、あっ、姫条さん。俺が風呂に入っている間、このプリントをやっておくように。」
と渡されたのは英語のプリント。
「……………」
みすみは今でも泣き出しそうな目で澪を見る。
「そんな目をしてもダメです。あなたの英語の成績は最悪です。何故他の教科は完璧なのに英語はダメなんですか。」
「英語なんてできなくてもいいもん、一生日本で暮らすもん。」
「外国人に道を聞かれたら?あなたはどうするのですか?」
「‘わたしは英語ができません。ごめんなさい’って英語で言ってにげるもん(それだけ覚えていれば大体逃れられると思っている)」
「はぁ…とりあえず、やっておいて下さいね?いいですか?」
「イエス。」
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