変人の魅力の恐ろしさ☆

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結局、泳ぐのはやめて、さっさと体、頭をあらって風呂からでることにしたみすみ。 「苦い思い出が出来てしまった…」 もう、風呂では泳がないと決めたみすみなのでした。 「あがったよ。気持ちかった、ありがとう」 「いえいえ、あっ、姫条さん。俺が風呂に入っている間、このプリントをやっておくように。」 と渡されたのは英語のプリント。 「……………」 みすみは今でも泣き出しそうな目で澪を見る。 「そんな目をしてもダメです。あなたの英語の成績は最悪です。何故他の教科は完璧なのに英語はダメなんですか。」 「英語なんてできなくてもいいもん、一生日本で暮らすもん。」 「外国人に道を聞かれたら?あなたはどうするのですか?」 「‘わたしは英語ができません。ごめんなさい’って英語で言ってにげるもん(それだけ覚えていれば大体逃れられると思っている)」 「はぁ…とりあえず、やっておいて下さいね?いいですか?」 「イエス。」 .
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