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澪は、ふー…と溜息をわざと、そうわざとし、にやけている顔を戻す。
「怒りませんから、でてきてください」
「ホント…?」
「はい」
澪の返事をきくと、みすみはのそのそソファーの下からでてくる。
もし、みすみに犬の尻尾と耳があったら、しゅん…となっているだろう。
澪はにやける顔をなんとかおさえて、どうしてこんな答えになったのか聞く。
「第一問目で『What are you going to do in the summer vacation?』と『あなたは夏休みに何をするつもりですか?』と聞いているのですが…」
「あっ…そうだったんだ…」
みすみは小さな声で呟いたつもりだったのだが…
「問題自体を理解していないのですか?」
澪の地獄耳には聞こえたようだ。
「いやいや、そのぐらいわかりますよ、ハハハハハ…」
「はぁ…、そしてあなたの答えは『Soon we'll die.』、『もうすぐ私たちは死にます』と答えたのですよ?
あなたは、そんなに死にたいのですか?普通使わない言葉でしょう!こんなの」
「はい…」
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