変人の魅力の恐ろしさ☆

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「はぁ…中学生レベルの問題ですよ?」 「はぃ…でも、でも、一つぐらい合ってるのぐらいあるでしょ?」 澪はまた、プリントに目を落とし、少しみてから、「ありません」と答えた。 ないのかよッ! てか、選択問題くらいだしとけ~! とか、心の中で愚痴を零しながら、澪を睨みつける。 「何ですか?誘っているのですか?」 「どこに?」 「………」 ちょっと無理があったかな? 今時、高校生にまでなって、誘うの意味がわからない少女漫画の主人公みたいな人はいないだろう… 「…………何言い出すんですか!誘うわけないでしょ!?」 「今頃、言い直しても遅いです」 「せんすぇ~!お腹空きましたぁ~☆」 みすみは、手を挙げて、発言する。 「話しかえましたね…?まぁ…いいでしょう、あなたの大好物のハンバーグでも作りましょうかね」 「おう!……………って、ちょっと待って」 「何か?」 「何故あたしがハンバーグが大好物だと知っている?」 .
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