516人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、無駄に長いキスシーンが終わり、みすみはやっと安心する。
『好きだ…神崎』
『先生…私も好き…』
そう男女は抱きしめ合い、ホテルへと向かった。
そろそろ、ヤバイのでは…と思ったみすみは急いでリモコンを捜す。
「……………?」
ないないない…リモコンがない。
必死に捜すみすみを心の中でクックッ…と笑いながら、
「お探しものはこれかな?」
とみすみにリモコンを渡す。
みすみは「あった!」と言わんばかりにそれを受け取りテレビに向ける。
生徒はすでに先生に押し倒されていて、
『覚悟はいいかい?』
『うん…』
と二人ともHなことする気になっていた。
「えっと、うっと、これか!いや、これ?」
焦る気持ちと初めて使うリモコンの種類で戸惑うみすみ。
「やぁ!えっちぃ事しちゃう!はづっち、何とかしろぃ!」
「いいじゃないですか…クックッ…一緒に見ましょうよ」
澪は助けてくれる気配はない。
「もう…えーい!」
みすみは結局、わざわざテレビに近づき、目を背けながら、テレビの電源をきる。
.
最初のコメントを投稿しよう!