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「ベットは、ありませんよ?」
後の方から声が聞こえて来た。
「……………ソファー」
「女性をソファーで寝かせるなんて、俺はそんなに鬼畜ではありませんよ?」
「…………」
「そうですね…、俺と一緒に」
「ソファーで寝ます。あたしの趣味なので」
ソファーで寝ることが趣味って…と思った澪だが、「仕方がありません」と呟くと、みすみをお姫様抱っこした。
「はぁ!?重いでしょ!下ろしなさい」
ちょっと、王女様風にいってみたけど、鼻で笑われただけで、澪はみすみを下ろす気はない。
「おろせー!おろせー!」と騒いでいたが、いきなりベットに下ろされて、みすみは目を見開く。
「えーと」
「さて、寝ましょうか」
「嫌ぁ~!」
抱きしめられて動きを封じられてしまう。
「ほら、眠いのでしょう?それとも、眠れるまで、気持ちいいことしますか?」
「いいえ……寝ます」
半ば無理矢理な感じで寝かされたみすみは、そのまま深い眠りについた。
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