変人の魅力の恐ろしさ☆

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~朝~ みすみは、不意にパチッと目を覚ました。 「…………」 時計をみると、まだ5時前だった。 とにかく、こいつ(澪)と一緒に寝ていることが不愉快だったので、ベットから抜け出そうとした。 「…………?」 お腹に違和感が… 「!」 下を向いて見れば、みすみの腹に腕が絡まっている。 頑張って外そうとするが、外れない。 「くそぉ~!馬鹿力!」 「何処へいくおつもりですか?」 「んなもん決まっている、脱走………ん?」 どこからか声がする。 しかも、ものすごく近くから。 耳がくすぐったい。 「ほー、脱走ですか?」 なんでだろう? 危険なかおり… ちらっと裏をみてみると、綺麗な顔がすぐ近くに… 「起きてたのね…トホホ」 「トホホじゃないですよ、姫条さん、あなた脱走しようとしましたよね?」 「いいえ…」 ギュッ と腕に力が入る。 「しようとしましたよね?」 「…………(ムカ)、しょうとしましたよ!」 .
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