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~朝~
みすみは、不意にパチッと目を覚ました。
「…………」
時計をみると、まだ5時前だった。
とにかく、こいつ(澪)と一緒に寝ていることが不愉快だったので、ベットから抜け出そうとした。
「…………?」
お腹に違和感が…
「!」
下を向いて見れば、みすみの腹に腕が絡まっている。
頑張って外そうとするが、外れない。
「くそぉ~!馬鹿力!」
「何処へいくおつもりですか?」
「んなもん決まっている、脱走………ん?」
どこからか声がする。
しかも、ものすごく近くから。
耳がくすぐったい。
「ほー、脱走ですか?」
なんでだろう?
危険なかおり…
ちらっと裏をみてみると、綺麗な顔がすぐ近くに…
「起きてたのね…トホホ」
「トホホじゃないですよ、姫条さん、あなた脱走しようとしましたよね?」
「いいえ…」
ギュッ と腕に力が入る。
「しようとしましたよね?」
「…………(ムカ)、しょうとしましたよ!」
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