変人の魅力の恐ろしさ☆

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いいにおいで食欲が増す。 ご飯に、お味噌汁、お魚にコーヒー。 これこそ日本の食卓。 「ねぇ…」 「何ですか?」 「あたし、何かやらなくていいのかな?なんて」 「はぁ?いきなり何を言い出すんですか、まぁ、あなたは俺の側に一生いれば、何もやらなくていいですよ」 「他にやることは?(一生って…逃げよ…)」 んー強いていうならっといってから澪は、 「俺に甘えて下さい」 「甘えてって……なんで?」 「可愛くおねだりしたり…例えば『澪(の)、〇〇〇が欲しい』とかおねだりしたら、なんでも買って(ヤって)差し上げますから」 …………なんだろ、かっこつけないのと、かっこつけるのじゃあ大分意味が違くなってくると思うのですが。 「ねだるだけでいいの?」 「はい!ねだってください、これでもかってほど」 「じゃぁ… 澪せんせ…あたし、さやなんのとこいきたいの、いい?」 可愛くもないが頭を傾げて見る。 「…………」 澪から反応がない。 「なに?」 「…………もういっかい」 「………」 可哀相な者を見る目で澪を見るみすみ。 .
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