訳あり物件

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家に閉じ込められ、寝ても覚めても悪夢に襲われた 光なんて全く入らない 密閉された空間で、もはや電気をつける力さえなかった 「クスクス……でたい?」 「あ…ああ、出してくれ」 「いいよ♪」 化け物は意外な答えを出した 「本当か?」 化け物は頷いて指をさす そこを見ると、久しぶりの朝日があった 「あ………ああ」 俺は地を這うようにその光を目指した そしてとうとうその光に届いた グシャ
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