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『そっちに行った!』
『OK』
『………』
シャアァァーー
明るい森に、鋭い威嚇の鳴き声が響いた
その鳴き声の発信源はレッドキャット、この世界ではほとんどの飼い猫がこの猫だ
『怯むかぁ!!』
シャアァー
レッドキャットに飛びかかった何者かと、レッドキャットがにらみ合った
『今だ!』
別の方向から黄色い光が溢れ、レッドキャットを優しく包み込んだ
ニャニャア
包まれたレッドキャットは驚いていた
『よし!ミッションクリアー!!』
『無茶苦茶に追いかけてただけじゃない』
『…………』
『終わり良ければ全て良し👍』
『👍じゃないわよ👍じゃ!』
『別に怒ることないだろ~』
『…ルナは…心配している………』
『な~んだ、それならそうと言えば良いのに』
『してないわよ!』
あ~も~ガミガミうるさいなぁ
さっきからわめいてる奴は『レイ・ルナ』俺と同じチームの後衛(バック)だ
最初見たときは確かに可愛くて清楚ってイメージだったんだけど違うな、うん
ルナ『聞いてる?』
レッドキャットを抱きあげたルナが顔を覗きこんできた
『なにを?』
ルナ『あんたねぇ💢』
あ~あ、怒った
ルナ『まぁいいわ、面倒だし』
『……………』
さっきから一番喋ってない奴は『コランダ・ライザ』うちのチームの後衛(バック)で武器の腕はピカイチ、普段から無口で無表情な男子である
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