ラクトとライル

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【日本・光乃中学校】 12月24日。クリスマスイヴ。 町はクリスマスでにぎやかに、 学校は今日終業式だ。 光乃(ひかりの)中学校のとあるクラスで 茶髪の少年が黒髪の少年話しかけた。 「よし…帰ろっか。」 「早く帰ろーぜ!! あ…ラクト明日から フランスに帰るんだっけ。」 「そうだけど??」 茶髪の少年…ラクトはフランス人だ。 小学生の頃日本に転校してきた。 ラクトは日本の言語に慣れるのに あまり時間がかからなかった。 冬也 「いいよなぁ… 俺も海外に行ってみてぇ…」 ラクト 「そんな目で見るな。」 冬也(とうや)は日本人 闇乃(やみの)小学校にいた頃から ラクトとは家が近いこともあり 一緒に登下校するのが あたり前になっていた。
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