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黄緑色の目をしたバケモノが、
10本の影の腕を作って
灰色の光に襲いかかった。
バケモノが大きすぎて、
灰色の光は小さな妖精みたいだ。
影の腕は四方八方から灰色の光を襲う。
灰色の光は腕と腕の間を通って、
影の腕の攻撃を避ける。
…が、バケモノは新しい影の腕を作り、
灰色の光を影の手で掴みとった。
ラクトはまた動けなくなっていた。
やっぱりバケモノだ…
あんなに腕を作って、
しかも強い灰色の光が負けた…
バケモノは新しい腕をつくる。
グーにしてラクトに殴りかかる。
「チッ…」
ラクト
「は?」
今、明らかに舌打ちが聞こえた。
まあいいか。俺は終わりだ。
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