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「名前言ってませんでしたね。」
ライルは「もういいから」
と、言いたくても恥ずかしくて言えない。
メリルが話を続ける。
「私はメリル。ここに住んでいます。」
自己紹介してくれたのに、
ライルは「早く終わってほしい」…
ただそれだけだった。
自己紹介なんかメリルと言う
名前しか頭に入っていない。
ライルはだんだん落ち着いてきて、
メリルに話しかけることができた。
ライル
「とりあえずふくのやめて…
自分でするから。」
メリル
「…?どうぞ?」
メリルはライルにタオルを渡した。
ライルは体をふき始める。
んー…飛行機で何があったんだっけ?
てかなんで俺ここにいるんだ?
ライル
「ありがと。」
ライルがタオルを返すと、
メリルは「いいえ」と言うと
また部屋の外に出て行った。
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