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「ただいま…」
少年が転移した後、大きな木造の建物…ギルドの中に入って行った
「おかえり~、ちょっと遅かったんじゃない?大丈夫?」
そう言って少年を心配しているのがギルドメンバーのリタ・ロムレンスだ
「大丈夫だ、それよりサムレイは?」
「あぁ、それなら何時もの所に居ると思うわ」
「そうか、すまない」
少年は足早に二階に走って行った
「サムレイ…今、帰った」
室内に入ると四十代の男が一人で寂しくチェスをやっていた
「おぉ、帰ってきたか…いや~、お前が来るまで暇で暇で死にそうだったぞ」
このふざけてる奴が一応ギルドマスターのサムレイ・ロムレンス
気付いた奴も居ると思うがコイツはリタの親父だ
「それより今回の魔物は全て殲滅した…それだけだ」
少年がドアを開けて帰ろうとした時、ギルドマスターが少年を呼び止めた
「獅子、少し話しがある…座りなYO!」
何処までもふざけた爺だが今回は大人しく座る事にした
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