02:初恋

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前までの俺だったら、これに便乗して言いたいこと言ってた。 …でも、そんな最低なこともうしたくないから。 那智、悪いけど… お前は嫌かもしれないけど… 「離せよ」 腕に絡み付いてきた女の腕を払うと、教室の教壇に立った。 「あれ?由貴斗、どした?」 日向がびっくりしたように俺に近づいてくる。 ダンッ!! 「「「!?」」」 教壇を叩くと、教室や廊下にいた奴が全員、俺に注目した。 もちろん、那智も。 .
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