01:始まり

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…屈辱的だ。 そう思った。 だってそうだろ? なんで俺が好きでもない女に告白しなきゃいけないわけ? しかも、クラス1番の地味女。 「中村さん」 放課後の教室に二人きり。 これが、可愛い女だったら少しは気分も上がっただろうに… 「ひっ…」 「ひっ…」て… そんなに俺、怖いか? 一応、微笑んでんだけど。 「ちょ、待って!!」 鞄を持って一目散に教室を出て行こうとする地味女…中村那智。 俺は今からコイツに告白する。 .
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