03:嫉妬

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キーンコーン… 終わりのチャイムがなったと同時に俺は立ち上がり、那智の座っている席に行こうとした。 「な…!?」 「由貴斗ぉ!!」 「ゆきぃ!!」 「どうゆうこと!?」 それは、女の質問攻めに阻まれてしまった。 「ちょ…どけっ」 「答えるまでどかないわよ!!」 「由貴斗、嘘だよねぇ!?」 怒り出す女… 泣き出す女… 男は遠巻きに「罪な男」と囃し立てやがる。 はっと那智を見れば… 苦笑いをしながら、日向と楽しそうに喋っていた。 .
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