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キーンコーン…
終わりのチャイムがなったと同時に俺は立ち上がり、那智の座っている席に行こうとした。
「な…!?」
「由貴斗ぉ!!」
「ゆきぃ!!」
「どうゆうこと!?」
それは、女の質問攻めに阻まれてしまった。
「ちょ…どけっ」
「答えるまでどかないわよ!!」
「由貴斗、嘘だよねぇ!?」
怒り出す女…
泣き出す女…
男は遠巻きに「罪な男」と囃し立てやがる。
はっと那智を見れば…
苦笑いをしながら、日向と楽しそうに喋っていた。
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