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「すすす、すみませ…」
涙目になりながら、那智がペコペコ頭を下げていた。
「悪いと思う?」
ジッと眼鏡の奥の怯えた色を見せる那智の目を見据える。
「ふ、ふぁい…」
マジな泣き顔になぜだか加虐心が駆り立てられた。
「じゃあ、卓哉に手作り弁当作るのやめてくれる?」
少し顔をかしげてみながら、那智に笑顔で聞く。
「そ…それは…あの…」
俯きながらどもる那智。
「それが無理なら、俺にその那智の手作り弁当を作って?」
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