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学校帰り、友達と別れてしばらく歩いていると、太陽の方を向いて立っている人がいた。
盲導犬を連れているから、すぐに目が見えないんだと悟った。
前を通り過ぎようとしたら、話し掛けられた。
「あの、~病院に行きたいのですが、どこにありますか?」
川を挟んで、すぐ目の前の病院。
目が見えていれば、気がつかないはずがない場所。
「あっ、それなら近いので、一緒に行きましょうか?」
そんなに遠くないし、橋を渡ればすぐ。
お昼くらいの時間帯で、忙しいわけでもなかった。
「お時間大丈夫なんですか?」
謙虚に聞いてきた。
「すぐ近くなので大丈夫です。」
実際、近くにあった。
画像は軽く作った地図です。
★ ……会った場所
■ ……行き先の、~病院のバス停
◇緊急……緊急患者用の救急車の入口
◆一般……一般患者用の通常の入口
青い波線 ……川
□ ……建物の境界線
横と縦の二本線……車道
横の一本線 ……堤防など
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